電子組立品の610やはんだ付の001は、IPCの代表的な標準ではありますが、それだけではありません。一つの団体の下で、『設計~材料・部品~実装~評価試験』までをグローバルレベルで標準化していることがIPCの強みの一つです。IPC標準の基本ストラクチャーがこちらにありますので、ご覧ください。
IPC標準の旧版を一部無料で公開しています。こちらから無料でダウンロードしていただけます。尚、旧版では日本語の表現が分かりづらい箇所が多々ありますが、最新版では日本語そのものを見直して改版しています。
IPC公式オンラインショップからのご購入が一番安く、短納期でお届けが可能です。オンラインショップのご利用が出来ない場合は、当社までご相談ください。
IPCのトレーニングは、1990年代に当時のIPCメンバーであったEMS企業が、ISO-9000認証に向けて、トレーサブル(追跡可能な)なトレーニングを開発する必要があったことから610の認証トレーニングプログラムが開発されました。そのため、IPCのトレーニングは、「トレーサビリティ」がキーポイントとなっています。
スペシャリストであるCISからトレーナーであるCIT、マスタートレーナーのMIT、MITからIPC本部のグローバルマスタートレーナーまで一連の追跡が可能です。本プログラムは、改版のたびに更新され、継続的にレビューされています。また、その更新やレビュー内容もさかのぼって確認することが出来ます。(David Bergman, IPC Vice president)
【世界中のエレクトロニクス産業で採用される理由】
一言で言えば、国内免許と国際免許の違いです。IPCは国際標準であり、世界中で共通言語として使われています。日本で策定された基準や資格は、日本国内での適用のみを想定しており、国際取引における適用を目的とはしていません。そのため、日本独自規格は、国際標準と差異があることに加え、内容そのものを相手方へ理解をしてもらうには、その規格の要求企業が自身で説得・説明または翻訳(一部英語訳等がある場合もある)を行う必要があります。そのため、グローバルでの適用ではコミュニケーション上のまた別の苦労が発生します。IPCの認証資格はグローバルで統一されているため、資格所有者であることを示せば、簡単に共通理解出来ます。
ISOの実装に関わる品質基準は、IECが担っています。IECとの違いは二つ。① IECは国による合意に対しIPCは実際にもの作りを行う事業者間での合意です。② 技術革新に伴う内容の修正と変更頻度が違います。IPCは、事業者が策定するため、新しい技術や部品などに対し、先行して基準を定めています。そして、IECがIPCの基準内容から一部を取り入れ、IEC標準として採用することが増えています。③そして、最後にJISがIECの内容を引用し、JISQとして発行します。そのため、IPCの発行からは4,5年遅れることが通常で、JISの発行準備が出来た段階でIPCは次の改版が発行されます。
ジャパンユニックス経由でご加入いただいた場合、国内特典として無料トレーニングや標準書の割引など様々な特典とIPCが従来より提供するグローバル特典があります。詳細はこちら
IPCの認証資格は、2年となっています。詳しくは、こちらをご覧ください。
IPCの認証資格には、バージョンは不問です。以前にIPC-A-610Eで資格を取得されたとしても、610Fの資格試験で更新が可能です。認証資格と正しい運用の観点から最新版での更新が推奨されています。
CIS向け、モジュール別、CIT向けで価格が異なります。
詳細は、料金メニューをご確認下さい。