講座と実技のトレーニング
IPCのトレーニングコースは、大きく2つの特徴で提供されています。
講座トレーニング
組立品等の受け入れや作業時に、外観からの品質基準の判定や評価スキルの向上を目指します。このプログラムでは、下記の標準が対象となります。
IPC-A-610:電子組立品の許容基準
IPC-A-600:プリント版の受け入れ
IPC/WHMA-A-620:ケーブル・ワイヤーハーネスの許容基準
IPC 6012:リジットプリント板の受け入れ
実技トレーニング
各標準内容の理解と判定スキルに加え、はんだごてを使用したソルダリングスキルの向上等を目指します。このプログラムでは、下記の標準が対象となります。
J-STD-001:
はんだ付される電気・電子組立品に関する要求事項
IPC-7711/21:
電子組立品のリワーク/プリント版と組立品のリペア・改造
トレーニング及び認証プログラムでは、以下の認証レベルを対象にしています。
※下記の全てにおいて認証資格の有効期限は、2年間です。マスターIPCトレーナー(MIT)
MITは、IPC認証での最高位レベルとなり、CITとして規定数のトレーニング経験と業界経験に加え、特別な講習と試験を受けて、初めて認定されます。少なくとも、3-5年のトレーニング経験と実績が要求されます。国内では、MITの育成プログラムは行っていません。
※IPC認定トレーニングセンター向け
認証IPCトレーナー(CIT)
IPC公認のトレーナー資格で、自社内にて、下記スペシャリストの育成が許可されたトレーナー資格。CITと呼ばれ、年間でCIS育成の規定数が求められる場合もある。全セクションの受講とインストラクター基礎を受講する必要がある。IPC-A-610のCIT新規取得は、スケジュールをご確認ください。既存CIT向けの更新プログラムは、オンライントレーニングを参照ください。
※現場の教育担当や品質基準を決定する部門向け
認証IPCスペシャリスト(CIS)
実際のラインや現場にて、組立品や受け入れ品の良否判定を行うオペレーター向け認証資格。作業手順書または、契約書で定められたIPCのクラスに応じて、トレーニングで学んだ基準を元にし判定を行う。必要なセクションを選択し受講可。IPC-A-610、IPC/WHMA-A-620の新規取得及び更新プログラムは、オンライントレーニング(610)または、オンライントレーニング(620)を参照ください。J-STD-001の新規取得及び更新プログラムは、こちら(001)、リーワク・リペアに関してはこちら(7711/21)を参照ください。
※現場の作業者、特定工程の品質管理者向け、新入社員への基礎教育など