【車載追加基準】欧州委員会:2017年11月14日開催 in ドイツ
11月14日にドイツで開催されたProductronica 2017に合わせて、自動車向け付加要件を策定する欧州委員会が開催された。
本委員会では、北米、欧州、アジアから計17名が参加。チェアマンを勤めるContinentalをはじめ、自動車関連企業が集結し、様々な議題について話し合われた。
過去数回にわたり開催されているが、徐々に具体的な要求事項が明確になりつつある。
ここでは、欧州委員会でのミーティングサマリを公開する。
自動車向け付加要件を、IPC-A-610(視覚的許容基準)、J-STD-001(工程管理要件)の両標準規格に反映
・視覚的基準画像に加え、重要部品におけるX線写真の追加
・電気自動車における要件追加
・特定車載アプリケーションで、要求されるはんだ厚さ(G)の寸法
・必要箇所における発生ボイドに関する許容基準
・自動車関連協会(例えばAIAG等)との連携強化
IPC-A-610への検討付加要件
・ボイド種類とはんだ接合部の各発生部位で特定基準を定義
・BTCおよびBGAのX、Y方向での熱膨張率の定義
・自動車以外vs自動車のグレード違いを明確化
・自動車に特化したESD要件
・車載部品製造における清浄度
・ソルダーマスク内のはんだボール
・車載用プレスフィットとクリンプ(圧着)の基準
・リード突起部の許容値を明確化
会議参加企業一覧
Trainalytics GmbH
Flextronics Romania SRL
Meta System S.p.A.
Conti Temic Microelectronic GmbH
Meta System S.p.A.
ACME Training & Consulting
Toyota Motor North America
Nissan Motor Co. Ltd.
UL International UK Ltd.
Microsolder Kft.
YXLON International GmbH
IPC
Hella KGaA Hueck & Co.
Continental Temic SA de CV
SQC DENMARK (Skaanning Quality & Certification)
RELNETyX AG
次回開催予定
- APEX2018 (2018年2月)
- Productronica Shanghai (2018年3月)
- SMT Nuremberg (2018年6月)
- SMTA Guadalajara, Mexico (2018年5月)
- SMTA/IPC Rosemont IL (2018年9月)